自分へのご褒美のはずなのに、何か違う?「本当の気持ち」を知るトレーニング

思考・雑学

勉強や部活、あるいは仕事でヘトヘトに疲れた帰り道。「今日は頑張ったから、甘いものを買って帰ろう!」とコンビニに寄り道すること、ありますよね。

そして、悩んだ末にアイスを買って家に帰り、一口食べてみる。……美味しい。美味しいのだけれど、「あれ? なんだか少し違うな……」と、心が満たされないような、少し沈んだ気持ちになった経験はありませんか?

「もしかして、ケーキが食べたかったのかな?」「いや、プリンだったかもしれない」。

せっかくのご褒美なのにモヤモヤしてしまうあの感覚、すごくわかりますよね。

今日は、そんな日常のちょっとした「すれ違い」から見えてくる、私たちの心との向き合い方についてお話ししたいと思います。

「自分のことは、自分が一番よくわかっている」?

自分の機嫌をとるためのご褒美を買うとき、私たちは誰の意見を聞くでしょうか? もちろん、自分自身ですよね。

よく「自分のことは自分が一番よくわかっている」と言いますが、果たして本当にそうでしょうか。

実は、先ほどのアイスの例のように「自分で選んだはずなのに満たされない」という経験をしている人は、意外と多いのではないでしょうか。そしてこれは、「自分が今本当に必要なものを、自分自身がよくわかっていなかった」という証拠でもあるのです。

「自分との対話」が不足していると、この微妙なズレに気づけません。この小さなズレを放置したままなんとなく選び続けていると、理想とは少しずつ離れていってしまい、結果に納得できなかったり、「なんでこんなことを選んでしまったんだ」と深く苦しんでしまう可能性があります。

だからこそ、日々の小さな決断から、自分の状況にしっかりと向き合うトレーニングを積むことが大切なのです。

満足度を上げる「選択肢の点数化」トレーニング

では、後悔しにくい決定をするには、どうすればいいのでしょうか?

おすすめなのは、「自分の取れる選択肢をリストアップして、点数化してみる」というシンプルな方法です。

頭の中だけで考えるのではなく、「アイス(70点)」「プリン(80点)」「ケーキ(90点)」というように、今思いつく範囲の事柄に点数をつけて比較してみます。そうすることで、「なんとなく目についたから」ではなく、一番満足度が高い(点数が高い)ものを自覚して選ぶことができるようになるはずです。

満たされない時の「隠れたサイン」を探る

さて、ここからが面白いところです。

もし、先ほどの点数化で一番高かった「90点のケーキ」を選んで食べたのに、それでもやっぱり満たされなかったとしたら、どうでしょうか?

「せっかく一番高いのを選んだのに、自分はダメだな」なんて落ち込む必要はまったくありません。うまくいかなかった結果も、あなた自身を知るための大切な「データ」です。

もしケーキで満たされなかった場合、いくつかの可能性が考えられます。

可能性①:別の欲求が隠れていた

実は「ケーキという食べ物」が欲しかったのではなく、「温かい紅茶と一緒にゆっくり過ごすティータイム(時間や空間)」を欲しがっていたのかもしれません。

可能性②:単純なストレス反応だった

体が甘いものを欲していたのは、疲れや悩みによるSOSだったという可能性があります。もしそうであれば、どんなに高級な甘いものを食べたとしても、ストレスの原因そのものを取り除くまではずっとモヤモヤを抱え続けることになります。

このようにトレーニングを重ねることで、「自分が本当は何に困っているのか」「何を求めているのか」がだんだんと見えてくるようになります。

応用編:最高の一杯を作り上げる「最終形態のイメージ」

自分の気持ちに向き合うことに慣れてきたら、応用として**「最終形態をイメージして組み合わせの合計点を最大化する」**ことにも挑戦してみてください。

例えば、「ラーメンが食べたい!」と思ったとき。

最初は「醤油か、味噌か」という味を決めるだけでも十分です。でも慣れてくれば、味を決めたあとに「どんなトッピングを乗せようか」「付け合わせは餃子か、チャーハンか」と、全体のバランスを想像できるようになりますよね。

そうやって「組み合わせの合計点」が最も高くなるような最終形態を考えることが、一番後悔が少なく、心から満足いく結果を手にする道ではないでしょうか。

おわりに

日々の「なんか違うな」という小さなモヤモヤを無視せず、自分の本当の気持ちと丁寧に向き合うこと。

このトレーニングを繰り返して「自分の決定に対する信頼度」を上げていくと、日々のストレス回復が上手になるだけでなく、やがてやってくる「進路」や「将来の夢」といった大きな決定の場面でも、自分自身が心から納得できる選択ができるようになるはずです。

間違えたり、迷ったりしても大丈夫です。その遠回りもすべて、あなた自身を深く知るための大切なプロセスですから。

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